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一戸建てのリノベーションのデメリットは?リノベの種類別対策方法もご紹介

一戸建てをリノベーションしたい方へ

  • 中古物件でも新築同様に生まれ変わるリノベーション
  • 個性も出しやすく費用も安いのが一戸建てのリノベーション
  • 一戸建てのリノベーションは業界No.1の「ポラス」におまかせ!
近年、新築よりもリノベーションの戸建て物件が人気の理由をご存じでしょうか。リノベーションは中古物件でもほぼ新築同様に生まれ変わり、住む人の個性を出しやすく、費用も安いことから人気が高まっています。
今回は戸建て物件をリノベーションするメリット・デメリットと、リノベーションの種類について詳しく解説します。戸建て物件のリノベーションについて知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

目次

リノベーションをするメリット

リノベーションの人気が高まっている背景には、リノベーションならではの理由があります。
一戸建てをリノベーションすることで、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
 

物件の選択肢が増え、好みの物件が見つかりやすい

リノベーションは部屋の内装や間取りを自由に変更できるため、新築だけでなく、築20年以上の物件でも選択肢に入ります。好みの立地条件、手に入れやすい価格など、中古住宅に求めるポイントは人それぞれ異なります。
リノベーションを前提にしていれば、築年数が長い家でもほぼ新築で住めることから、物件選択の自由度はかなり高いです。
求める条件を広げて探しやすい点は、リノベーションの大きなメリットと言えるでしょう。
 

新築よりも低コストでマイホームが手に入る

新築と築15~20年ほどの中古物件の価格を比較した場合、中古物件は新築の20~30%程度安く購入できます。同じ条件・立地の新築で3,000万~4,000万円と考えた場合、中古物件なら2,000万円台前半~3,000万円前後で手に入る計算です。
リノベーションの費用で500万円程度予算を組んだとしても、新築よりもコストを抑えられます。コスト面で考えても、リノベーションの方が安くなるという点はメリットです。

趣味やライフスタイルに合わせて自由に設計できる

リノベーションならではのメリットとして、住む人の趣味やライフスタイルに合わせた家を作り出せる点があります。新築ではコストの関係から我慢せざるを得ない設備や間取りもありますが、リノベーションではそうした制限が緩和できます。

まず購入費用が新築より抑えられるため、リノベーションに力を入れられるからです。購入費用で1,000万円程度抑えられれば、浮いた予算をリノベーションに回せます。
次に好みの物件を選べることから、リノベーションの計画を立てやすい点もあります。間取りや内装も比較的自由にデザインできることから、新築物件より自由度の高さが魅力です。 ライフスタイルに合わせた住まいを設計するなら、リノベーションがおすすめです。

一戸建てのリノベーションの3種類

一戸建てのリノベーションには大きく分けて3種類あります。
それぞれの特徴と違いを見ていきましょう。
 

スケルトンリノベーション

スケルトンリノベーションとは、名前の通り内装も外壁もすべて取り壊し、住宅の基礎と骨組みなどの構造部分だけを残して作り直す方法です。 ほぼすべてを一から作り直すことになるため、水回りや間取りの大幅な変更、耐震補強などほとんど新築に近い形で作ることができます。
中古の戸建てや自宅のリノベーションに向いており、自由度の高さが特徴です。 今ある住宅にそのまま住みたいケース、建て替えでは住宅が手狭になるケース、間取りを変更して機能性を追加したいケースに向いています。
 

表層リノベーション

表層リノベーションは基礎や骨組みなどの構造部分、外壁もそのままで表面だけをリノベーションする方法です。 表面的なリノベーションですから、配管や耐震補強、配線などはそのまま従来のものを活用します。あくまで表面的な部分だけが変更されるため、間取りの変更はないですが、スケルトンリノベーションに比べるとコストを抑えられる点がメリットです。

表層リノベーションは、中古住宅や自宅のリノベーションをする場合に向いた方法です。 表層リノベーションを行うなら耐震性等に問題がなく状態の良い住宅や、間取りを変えずに内装を新しくしたい場合に向いています。
 

リノベーション済み戸建て物件

リノベーション済み戸建て物件は、不動産会社や前の住人がリノベーションを行った物件を中古で購入する方法です。 自らリノベーションを行う必要がなく、購入してすぐに住めるようになる点が特徴です。
ただし、既にリノベーションが行われているため、自分好みの住宅にすることはできません。中古物件でも新築と同じ状態を求める方に、リノベーション済み戸建て物件は向いています。 間取りや設備にこだわりがない方、費用をかけずにすぐ転居したい方に向いています。

【デメリット】一戸建てのスケルトンリノベーション

自由度の高い一戸建てスケルトンリノベーションのデメリットについて見ていきましょう。
デメリットへの対策についても併せて解説します。
 

スケルトンリノベーションのデメリット

スケルトンリノベーションのデメリットは次のポイントです。

■費用が高い
■中古物件をリノベーションするときは仮住まいの費用とローンが同時に発生する
■自宅をリノベーションする場合は仮住まいの費用が発生する
■すぐに転居できない

まずスケルトンリノベーションは外壁も内装もすべて変更するため、費用は表層リノベーションよりも高くなります。
自由に設備や間取り、水道の配管、電気配線なども設計できるため、自分なりの住まいを設計できる分だけ費用が高くなる点はデメリットです。 一度骨組みなどの構造部分だけにしてからリノベーションを開始するため、構造部分の腐食や劣化への対策も必要です。
結果としてスケルトンリノベーションは高額になりやすい点に注意しましょう。

また、中古物件をリノベーションする場合、リノベーション期間中は仮住まいの費用が発生するとともに、ローンの支払いもしなければなりません。 現在の自宅をリノベーションする場合でも仮住まいは必要ですから、いずれのケースでも工事費用以外の出費がある点は理解しておくべきです。

そして、リノベーションは設計が完成するまでに3カ月前後、工事にも4カ月前後必要です。 そのため、すぐに購入した物件に転居することは難しいでしょう。 途中でプランを変更せざるを得ないケースも考えて、期間にゆとりを持って現在の住まいを手放すようにしてください。
 

デメリットへの対策

スケルトンリノベーションのデメリット対策を見ていきましょう。

■リノベーションで優先したい条件を明確にする
■中古物件を買う場合は管理状況の良い物件を選ぶ
■ワンストップでリノベーションしてもらえる会社に依頼する

スケルトンリノベーションは一から戸建て物件を作り直せますが、やりたいことをすべて取り入れると費用は高額になってしまいます。 費用を抑えつつ満足の行くリノベーションにするには、優先したい条件を明確化して費用を抑えることが大切です。
えば、水回りを1カ所にまとめる、キッチンとリビング・ダイニングを1部屋にする、自宅のバリアフリー化を進めるなど、優先したい条件に順位付けを行ってください。 優先順位が可視化できれば費用も計算しやすくなり、予算内に収めやすくなるでしょう。 また、中古物件を購入する場合には、全体の管理が行き届いた物件を選択することも対策です。

管理が不十分な戸建て物件は床下部分の腐食や害虫による被害など、リノベーション以外で多くの費用が発生します。 管理が行き届いていれば結果的に費用を抑えられるため、購入前に管理状況は確認しましょう。

そして、リノベーションでは仮住まいの費用、家具等の保管場所などリノベーション以外の費用も発生します。 その都度別々のホテルや倉庫を借りるのは手間と時間が掛かりますから、ワンストップでできるリノベーション会社を選ぶのがおすすめです。
ワンストップであれば、工期の終了と同時にレンタルが終了でき、スムーズに新居へと引越しできます。 設計から工事までもスムーズに進みますから、ぜひワンストップリノベーション会社を選んでみてください。

【デメリット】一戸建ての表層リノベーション

表面をリノベーションしながら、構造部分や外壁を壊さないのが表層リノベーションです。
耐震補強やインフラには対応しませんが、表面部分はある程度の自由度をもってリノベーションできます。既存の間取りをベースするため、スケルトンリノベより費用が安価になります。

表層リノベーションは、状態がいい戸建てや既存の間取りをベースにする場合に適していますが、建物の安全性を確認できないというデメリットがあります。

【デメリット】一戸建てのリノベーション済み物件

「再販物件」とも呼ばれるリノベーション済み物件は、新築に見えるような工事を行っているため、古めかしさや前住人の生活感を感じることは少ないでしょう。
既存状態のままで問題ない場合や、費用と手間をかけずに住みたいケースにおいては、一戸建てのリノベーション済み物件が最適と言えるでしょう。 デメリットとして挙げられるのは、建物の安全性の確認が難しいことや、自由度が低いことです。

その他の一戸建てリノベーションをするときの注意点

中古の戸建て住宅のリノベーションは、工期が長いため仮住まいが必要なこともあります。
また、出費の増加を防ぐべく引き渡し時期をチェックしておくことや、新築と比較すると住宅ローン借入金額の上限が低い点も注意が必要です。

戸建て物件のリノベーションは目的と予算で考えよう

戸建て物件のリノベーションにはスケルトンリノベーション、表層リノベーション、リノベーション済み戸建て物件の3種類があります。 それぞれ自分の好みや目的に合わせて選べる反面、必要な予算は大きく変わってきます。

リノベーションを行うと決めた場合には、目的と予算に応じて現実的なプランを考えることが大切です。 近年は物価の高騰により新築を選ぶ人は減少し、リノベーションの人気が高まっています。
理想の住まいを目指すなら今ある戸建て物件を有効活用し、新築と同じ状態にしてくれるリノベーション工事がおすすめです。

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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