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リフォーム済みマンションの8つのデメリット!メリットや押さえておきたい注意点もご紹介

新築のようなきれいなお部屋に低価格で住めるリフォーム済みマンション

  • 「低価格できれいなお部屋に住みたい」という方はこの記事でチェック
  • リフォーム済みマンションのデメリットな面を抑えることで、物件をしっかり見極めることができます
  • 「ポラス」なら、人気エリアでベストな物件が見つかります
不動産の価格が高い都心部では、古いマンションをリフォームして販売するリフォーム済みマンションがとても注目されています。「新築マンションは高くて手が出ないし、中古マンションは耐震や設備の面で不安」なんてお考えの方にピッタリなのが、このリフォーム済みマンション。
まるで新築のようにきれいになったマンションをお手頃な価格で購入できるということで、近年物件数も増え、とても人気が出ています。ただ中古物件ということで、いざ購入となると不安に感じる方も多くいらっしゃいます。

そこで今回は、リフォーム済みマンションの持つメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。良い面悪い面の両面をしっかり把握して、購入の際に良い選択ができるようにしていきましょう。
 

目次

リフォーム済みマンションのデメリット

まずはリフォーム済みマンションの悪い面から見ていきましょう。
見た目はきれいでも、元々は築年数のたった中古マンション。それをリフォームして完成している状態のものが、リフォーム済みマンションです。これがどういったデメリットになるのか解説していきます。
 

①耐震性に不安がある

中古マンションは築20年以上経過したものが多く、老朽化が進んでいます。とくに耐震性に関しては、1981年6月に建築基準法が改正され「震度6強から7程度の揺れでも倒壊しない構造基準」とより厳格化されました。

そのため、それ以前に建てられた物件は今の基準を満たしていない可能性があります。ですが、古いものすべてが危険なわけではなく、耐震診断を行っていれば問題はありません。不動産会社に行った履歴があるか確認しましょう。
 

②建物の外観が古い

お部屋の内装は新築のようにきれいになっても、建物自体は古い状態のものがほとんどです。さらにエントランスや廊下などの共用部分もリフォームされていないことが多いので、お部屋以外は、そのままの古びた見た目になってしまいます。
 

③間取りが決まってしまっている

リフォーム済みマンションは購入前にすでに完成されているので、間取りが決まってしまっています。お部屋の数が少ない、収納が少ない、デザインが気に入らないなど、なかなか自分たちのライフスタイルや好みにぴったり合う物件は見つからないかもしれません。
 

④リフォーム前の状態がわからない

リフォーム済みマンションを購入する際は完成された物件を確認することができるメリットがある反面、リフォーム前にどんな状況であったのか確認できないというデメリットにもなります。配管などは目視することができないので、もしリフォームされず古いままだと、詰まりや漏れが発生して最悪の場合、大規模な修繕工事になるときがあります。
 

⑤価格が割高になっている可能性がある

リフォームは設備や内装で使われる材料のグレードによって費用が大きく変わってきます。リフォームは売主が行うため、購入時に建物価格+リフォーム工事費用の総額が分かりにくくなっています。そのため、のちに計算し直すと自分でリフォームした方が格段に安かったなんてこともあります。
 

⑥断熱性が低い可能性がある

リフォーム済みマンションでは、壁や床、天井などに十分な断熱材が入っておらず、断熱性が低い可能性があります。古いマンションほど断熱材が少ない傾向があり、夏は暑く冬は寒い室内になるかもしれません。リフォームを行っても、壁や天井、床の断熱材まではチェックせず、昔のままで変わらないことが多いからです。

断熱性の低いマンションで問題となるのは、季節ごとの電気代負担が大きくなることです。例えば、夏場は外の熱気が室内に直接伝わりやすいことに加え、冷房で室内を冷やしても断熱性が低いので冷気がすぐに逃げてしまいます。
そのため冷暖房の効果が低くなり、その分電気代も多くかかることになるでしょう。
 

⑦間取りが使いにくい場合がある

築古のマンションをリフォームしている場合、間取りが古く、リノベーションを行っても使いにくい部屋になることがあります。
近年のリフォーム・リノベーションのトレンドとして、リビング・ダイニング・キッチンをオープンにして、空間を広く使うという特徴があります。しかし築古のマンションはそれぞれが個室で区切られており、広い空間を作ることができないケースが多いです。

また部屋数の多さや柱の多さから採光もしにくくなり、場所によって明るさに差が出ることもあります。暗い部屋はプライベートでは使いにくくなり、物置として使うしかなくなるなど、生活での不便さが目立つことになるでしょう。
そのため、リフォーム済みのマンションでは部屋の間取りや躯体構造など、変更できない部分がどうなっているか把握することが大切です。
 

⑧電気設備が古い場合がある

築古のリフォーム済みマンションによくある問題として、電気設備が古いという点があります。リフォームを行っても電気配線や設備、損傷などがそのままになっている可能性が高いです。そのまま使用すると停電や火災の原因となる危険性もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

また昔は家電製品による消費電力が小さかったため、2人以上の世帯でも30Aというマンションも珍しくありませんでした。しかし現代では、2人世帯でもパソコンやスマホ、IHなどの多くの家電製品を利用しています。アンペア数が小さいほど使える家電は制限され、ブレーカーが落ちる可能性も高まります。
リフォーム済みだからといって過信せず、電気設備は細かいところまで事前に確認しておきましょう。

リフォーム済みマンションのメリット

次にリフォーム済みマンションの良い面について見ていきましょう。人気の物件ということでメリットもたくさんあります。ではどんなところが具体的に優れているのか解説していきます。
 

①新築物件より安く購入できる

リフォーム済みマンションのメリットとして大きいのは、やはり新築のマンションよりも購入価格を抑えられるということでしょう。
物件購入にあたり、予算はもっとも重要なポイントです。物件価格を抑えられることで、他の条件をより希望に沿ったものにすることができます。
 

②実際の物件を見て購入できる

新築物件の場合は完成前にモデルルームなどを見て購入という流れが一般的ですが、リフォーム済みマンションの場合は完成された実際の物件で確認することができます。
実物を見ることで生活のイメージもしやすく、廊下やエントランス、ゴミ捨て場といった写真やモデルルームでは確認できない細かいところまでチェックすることができます。
 

③設備が新しい

中古マンションですとどうしても設備の老朽化、前住民の生活の痕跡などが気になってしまいます。しかし、リフォーム済みマンションは壁紙やフローリングが張り替えられ、お風呂やトイレ、キッチンなどの設備もすべて新しいものに交換されているので、新築と同じ状態のお部屋に住むことができます。
 

④物件の選択肢が増える

立地が良い人気のエリアには、すでに建物が建っていて新築物件自体とても少なく、あったとしても高額になっているものがほとんどです。しかし逆をいえば、それだけ建物が建っているということは中古マンションがたくさんあるということです。
新築にくらべて価格も当然抑えられるので、駅近や商業施設の近くなど、好立地の物件も選択肢の中にいれることが可能になります。
 

⑤購入後すぐに入居できる

自分でリフォームをする場合、中古マンションを購入してから行うので、数か月から長いと1年ぐらい入居までに時間がかかってします。その間、完成までの仮住まいの手配や家賃とローンの2重払いなどが発生してしまいます。
リフォーム済みマンションだとすでに完成していてすぐに入居できる状態なので、そういった負担を軽減することができます。
 

⑥立地が良いマンションが多い

リフォーム済みマンションは、新築のマンションに比べて立地が良い傾向があります。なぜなら、立地条件の良い場所はすでにマンションや建物が建てられており、新築マンションは立地が悪いケースが多くなっているからです。

しかし築古でリフォーム済みのマンションの場合、好立地に格安で住める可能性があります。例えば駅から徒歩5分以内で、商業施設やエンターテインメント施設も近くにあるなど、生活も趣味も楽しめるマンションが見つけやすいでしょう。

またリフォーム済みマンションであっても、築古というだけで大幅に売却価格が下げられている点も、購入しやすい理由になっています。新築やリノベーション済みマンションほどではないとしても、一定の資産価値もあるといえます。
 

⑦自分でリフォームする必要がない

リフォーム済みマンションのメリットには、自分でリフォームをする必要がないという点もあります。
自分でリフォームする必要がないと、次の利点があります。

・すぐに入居できる
・リフォームやリノベーションのコストがかからない

現在の住居からすぐに引越しができるため、ホテルの利用料金が発生せず、コストを抑えられます。本来はリフォームやリノベーションには早くても1か月、長ければ3か月以上かかることもあります。リフォーム済みマンションなら、そのような待期期間もありません。
また自分でリフォーム・リノベーションをしなくて済むため、その分のコストも大幅に軽減できるでしょう。住宅ローンの返済と家賃の支払い、工事費用との三重返済を回避でき、安定した生活を送る意味でも良い選択といえます。

リフォーム済みマンションの選び方

最後はリフォーム済みマンションの選び方について解説していきます。
リフォーム済みマンションのメリットデメリットはそれぞれ理解していただけたと思います。それを踏まえ、より満足度の高いリフォーム済みマンションを選んでいただくためには、リフォームの種類を知ることが大切になってきます。
購入するうえで抑えておきたいポイントを整理して、条件に合った物件を見つけていきましょう。
 

内装のみリフォーム

とりあえずきれいなお部屋に住みたいという方におすすめ。お部屋の内装や間取りだけをリフォームしたマンションです。水回りの設備などはそのままで、クロスやフローリングのみを張り替えるリフォームです。物件数、リフォーム済みマンションの中での需要、どちらも普通程度ですので、お部屋の競争力としてはさほど高くはないでしょう。
 

設備のみリフォーム

物件数として一番多いのが、キッチンやトイレなど一部の設備のみリフォームしたマンションです。水回りにこだわる方は多く、費用も安く抑えられるのでとても人気があります。物件数としては多くありますが、人気のエリアなどでの競争力は非常に高くなっています。
 

内装+設備の両方リフォーム

内装から設備までお部屋すべてをリフォームした物件です。エントランスや建物外観は中古マンションのままですが、お部屋自体は新築と同じようなきれいな状態になっています。 部分リフォームの物件よりは少し費用がかかりますが、新築マンションにくらべると格安で同等のお部屋に住むことができます。
 

マンション全体をリフォーム

ごくたまにではありますが、マンション全体をリフォームした物件がでることもあります。
お部屋などの専有空間だけではなく、エントランスや廊下などの共用部分、外観まですべてがリフォームされていて、新築のようにきれいな建物になっています。
ただ、すべてが新築同様なので価格もほぼ新築と変わらないほどの高額になってしまいます。

購入前に目と情報でしっかりチェックを

リフォーム済みマンションは購入前にしっかり自分の目で見て確認すること、そして耐震診断の有無や配管の状態など、管理状態の情報を不動産会社に確認することがとても大切です。
物件によって状態はさまざまです。その建物がどんな状態なのか細かいところまでしっかりとチェックして、納得してから購入するようにしましょう。

立地の良い新築同様のお部屋に低価格で住めるお得なリフォーム済みマンションです。ポイントを抑えて、ご自分に合った物件を見つけてくださいね。

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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