ポラスの物件検索サイト ポラスの物件検索サイト

ポラスの仲介

マンションのリノベーション費用について徹底解説!

マンションのリノベーション費用を知りたい方へ

  • 「中古マンションをリノベーションしたい」場合は、この記事で最新情報をチェック
  • リノベーション費用を知ることで、賢く上手にリノベーションできます
  • 業界No.1の「ポラス」なら、損をしないリノベーションの方法が見つかります
近年、理想的な家を作るため、購入した中古マンションをリノベーションする方が増えています。しかし、実際にリノベーションする場合、気になるポイントが費用です。
今回の記事では、リノベーションの費用項目や影響する要素、制限がかかる場所、箇所別費用の金額相場など、マンションのリノベーション費用について徹底的に解説します。

目次

中古マンションをリノベーションする魅力は安く抑えられること

マイホームの購入を検討する際、選択肢のひとつとして注目を集めている中古マンションのリノベーション。人気の秘密は、何といっても購入費用を安く抑えられる点です。

一般的に、立地や間取りなど、同じ条件の新築マンションと比較しても、築年数の古い物件の方が安価で購入できます。このように、中古マンションのリノベーションは、自分好みの空間を安く手に入れられる魅力を持っているのです。

リノベーションで知っておきたい費用項目

中古マンションをリノベーションするおもな費用項目としては、仮設工事や解体工事をはじめ、木・金属・建具・左官・タイル・塗装・内装・住設などの各種工事、電気・ガス・給排水管設備工事などが挙げられます。
また、現場管理費用や設計費用なども、リノベーションにおける重要な費用項目です。

リノベーション費用に影響する要素

中古マンションをリノベーションする場合、その人件費や材料費、設備費などは、さまざまな理由から変動するため、一定額ではありません。ここからは、リノベーション費用に影響を与えるおもな要素を解説します。
 

施工面積

リノベーション費用に影響を与える大きな要素は、物件の広さです。リノベーションする施工面積が広ければ広いほど、作業量や資材量、設備の種類などが増えるため、それに比例して費用が高くなっていきます。
 

間取り

物件の間取りも、リノベーション費用に影響を与える要素のひとつです。たとえば、リノベーションによって新たな間取りを設ける場合、部屋と部屋を仕切る壁が必要になります。その壁を建てる数だけ、費用が加算されるという仕組みです。
 

内装デザイン

内装にこだわれば、リノベーション費用が大きく変動します。床や壁、天井に無垢材を使う、オーダーキッチンの設置や在来工法の浴室など、随所に自分の好みを反映すれば、それだけ費用がかさむ要素になるでしょう。
 

物件の階数や地域

物件が高層階にある場合、作業員や資材などの移動・運搬に時間や労力を要するため、リノベーション費用が高くなる傾向があります。また、地域ごとに、人件費や材料費などが異なる点も、費用に影響を与える要素です。

マンションの場合、リノベーション内容に制限がかかることも

マンションでリノベーションできる場所は、原則的に共有部分以外の専有部分のみです。また、専有部分であっても、構造や管理規約の問題からリノベーションできないケースがあります。具体的には、どのような場所に工事の制限がかかるのでしょうか?
 

玄関扉・窓・バルコニー

専有部分に思われがちな玄関扉や窓、バルコニーなどは、共有部分にあたることから、基本的に、リノベーション不可の場所です。ただし、玄関扉の場合、内側の塗装などは、対応可能な物件もあります。バルコニーも、ウッドデッキを敷く程度なら問題ありません。窓に断熱処理を施したい場合、内窓を取り付けるなどの対応が求められます。
 

水まわり

浴室やトイレ、キッチンなど水回りは、間取りを変えることが可能です。しかし、給排水管などが通るパイプスペースから離れた位置に水回りを配置すれば、水はけをよくするため、その距離の分だけ、床に段差ができてしまいます。このように、建物の構造上でも、リノベーションの内容に制限が生じるため、物件探しや間取りには注意が必要です。
 

壁・天井

室内の壁で建物を支えている壁式構造の物件も、壁を撤去することができないため、リノベーションに制限がかかります。また、天井のコンクリートをむき出しに見せる躯体現しが難しい部屋も少なくありません。対策としては、壁の場合、柱と梁で建物を支えるラーメン構造の物件を、天井の場合、最上階以外の部屋を選ぶとよいでしょう。

箇所別リノベーション費用の金額相場

マンションのリノベーションは、間取りや水回りの変更、フローリング施工など、工事の内容によっても、その費用が大きく異なります。ここでは、箇所別のリノベーションにかかる費用相場を見ていきましょう。
 

間取りの変更工事

間取りを変更する場合、間仕切りの撤去や新設などに費用がかかります。一般的に、撤去が1箇所につき7万円~20万円程度、新設が1箇所につき15万円~20万円程度です。また、壁の新設は1箇所につき8万円~25万円ほどが相場となっています。
 

水回りの変更工事

水回りのリノベーション費用は、浴室が50万円~150万円ほど、トイレが15万円~50万円ほど、キッチンが50万円~150万円ほどが相場といわれています。また、洗面所の場合、15万円~50万円が費用相場です。
 

リビング、洋室や和室などの工事

リビングのフローリングや壁紙を張り替えるなどの場合、リノベーション費用は15万円~150万円ほどとなります。また、洋室や和室を一新する費用が20万円~50万円ほどです。和室から洋室に変更する場合30万円~100万円程度かかります。
 

耐震・断熱工事

物件の耐震性を上げるリノベーション費用は25万円~200万円ほどが相場です。断熱性を上げる場合は20万円~150万円程度といわれています。

収納や家具の設置工事

収納性を向上させる工事の場合、壁掛けクローゼットの設置費用が1箇所につき10万円~50万円程度、ウォークインクローゼットの設置費用が1箇所につき20万円~80万円程度となります。また、オーダー家具の制作や設置は1台につき10万円~100万円ほどが相場です。
 

リノベーション費用の平均について

リノベーション費用の平均は約520万円ほどです。これがあくまでも一般的な相場であり、一部分の小規模改修や、全体を大規模改修するといった工事の内容次第では、費用の平均が大きく変動します。
 

マンションのリノベーション例

ここからは、実際に中古マンションをリノベーションした施工事例を見ていきましょう。コンセプトをはじめ、物件の築年数や工事費用、工事期間を記載しています。
 

デザインを重視した家づくり

天井や壁、床を近代的な風合いで統一し、LDK・浴室・トイレなどの水周りは、自然な木目調に揃えたデザイン重視のリノベーション。築年数は30年、工事費用は900万円、工事期間は2ヶ月です。
 

動線を意識した間取り

使わない和室をLDKにつなぎ、廊下を広めに取るなど、ご高齢夫婦が2人で暮らすために、生活動線を意識した間取りにリノベーションしました。築年数は20年、工事費用は650万円、工事期間は2ヶ月です。
 

新生活に適した暮らしの設計

新しい家族の誕生や両親との同居を機会に、部屋の増設や水回りの新調、LDKや収納の拡張など、新生活を見据えた工事を施しています。築年数は25年、工事費用は750万円、工事期間は2ヶ月です。

マンションのリノベーション費用は工事の規模によって異なる

リノベーション費用は、思考面積や間取り、内装デザインなど、工事の規模によって大きく異なる点が特徴です。
また、マンションの構造や管理規約次第では、工事の内容に制限がかかることも珍しくありません。マンションをリノベーションする際は、この点を十分に考慮し、事前に構造や管理規約を確認し、入念な費用計画を立てるようにしてください。

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

売却をご検討の方へ