マンションのリノベーションで間取りを変更
- リノベーションを考えている方は、この記事で人気の間取りをチェック
- リノベーションで間取りを変えて、理想の住まいを手に入れませんか？
- 間取り変更で暮らしが変わる！おしゃれなリノベーションの間取りを紹介します
さらに、間取りの変更にかかる費用や工事内容別の費用もご紹介します。
目次
リノベーションでおすすめの間取り
自分たちのライフスタイルや家族構成に合った最適な間取りに変更できるのは、リノベーションの魅力。具体的には、どんな間取りに変更するケースが多いのでしょうか。特にリノベーションを行う場合が多い、おすすめの間取りをご紹介しましょう。
大きめLDK
リビングは家族が集まってみんなが長い時間を過ごす場所。そこで、夜寝るだけのベッドルームは最小限のスペースにして、リビングの広さを大きくとる間取りが人気です。マンションなら3LDKや4LDKを1LDKに変更するなど間取り変更を行うリノベーションが多いです。
アイランドキッチン
リビングと同様に、キッチンまわりを重点的にリノベーションする方も多いもの。特にアイランドキッチンのようなタイプは、既存のマンションでは採用が少ないため、思い切ってリノベーションしてアイランドキッチンを取り入れる方もいます。
キッチンを主役にしたLDKのデザインは、調理しながら家族との会話も広がりそうです。
パントリーつきキッチン
調味料や調理グッズなどでゴチャついて見えやすいキッチンをすっきりさせるため、パントリーを設けるケースも人気。キッチン横などに、予備の食材を保存するスペースを設けるだけで、キッチンがいつも片付き、しかも使いやすい空間になります。
ウォークインクローゼット
既存の間取りでは収納スペースが少ない場合、大型のウォークインクローゼットを設けて、家族全員の洋服や大きな荷物をそこにまとめて収納するのも〇。ウォークインクローゼットには複数の出入り口を設けてあると、家の中で回遊して出入りできて便利です。
ワーキングスペース
自宅で仕事する方は、ワーキングスペースを設けるケースも。使用するパソコンなどの大きさ、使う資料の数などにあわせて、机や棚の位置をカスタマイズすれば、機能的で快適なワーキングスペースができます。家族の存在を感じられるように、リビングの一画に半個室として作ったり、リビングとは別に完全に個室を設けたり、目的にあわせてデザインできます。
趣味のスペース
自分の趣味のための専用エリアを設けられるのも、リノベーションの魅力。ゴルフやマウンテンバイクなどを置きたいなら、玄関横に専用のスペースを作ってもいいでしょう。スニーカーやプラモデルを集めている方なら、リビングにブティック風のディスプレイ用シェルフを設けて、そこに飾っても素敵。いつも自分の好きなものに囲まれた、快適な暮らしが実現できます。
小上がり
リビングに人気なのが、小上がりを設けるリノベーション。一段高く段差のある畳の小上がりがあると、そこで子どもが遊んだり昼寝をしたり、来客時には客間代わりにしたり、さまざまな使い方ができます。しかも小上がりの床下は収納にできるので、収納力のアップにもつながります。
玄関に土間＆シューズクローゼット
土間は靴を履いたまま歩けるスペースのこと。近年、この土間を玄関につくり、玄関スペースを充実させる間取りが人気です。古くから日本家屋で使われている素材を使えば和風の雰囲気になりますし、コンクリートやモルタルの土間ならモダンな印象に仕上がります。さらに家族の人数に応じたシューズクローゼットを設置すれば、玄関まわりがすっきり充実します。
間取り変更の前に確認しておきたいポイント
リノベーションで間取りを変更できますが、実際の工事では次のようなことを事前に確認しましょう。
マンションの構造
マンションの場合、チェックしたいのが建物の構造。主に、部屋の角などに柱や梁がある「ラーメン構造」と、そのような凸凹がない「壁式構造」の2種類があります。ラーメン構造の場合、部屋の凸凹がインテリアの邪魔になることがあるため、この凸凹をスッキリ見せるデザインを検討するといいでしょう。
壁式構造では壁で建物を支えているため、その壁を取り払うことができませんので、ご注意ください。
排水管や排気ダクトの経路を確保できるか
間取りの変更にともない、キッチンやバス、トイレなどの水回りの位置を動かす場合、注意したいのが排水管や排気ダストの存在。水回りの場所を動かすなら、排水管を新しく通す工事が必要となり、そのような排水管の経路を変えられないケースもあり得ます。管理規約
マンションのリノベーションでは、必ず管理規約を確認しましょう。マンションごとに、騒音などの予防のため、「フローリングへの変更は不可」などのルールが決められている場合があります。
間取り変更にかかる費用総額
間取りを変更する場合、まず最初に内装や壁などを取り払い、家を骨組みだけの状態にする「スケルトンリノベーション」を行うことが多いです。そのようなスケルトンリノベーションの目安の費用は、1㎡あたり15～20万円ほど。
デザインや素材にこだわる場合は、さらに費用はかかります。マンションの場合、おおよそ400～900万円ほど見込んで予算を考えておくといいでしょう。
工事内容別の間取り変更にかかる費用
具体的に、工事内容ごとにかかるリノベーションの費用についても確認しておきましょう。
水回り設備の移動にかかる費用
キッチンを移動する場合は100万円～200万円、バスルームの移動は100万円～250万円、トイレの移動は20万円～60万円ほどを目安にするといいでしょう。移動はせずにリノベーションする場合に比べて、数十万円以上は高くなります。壁の撤去・設置
間取り変更に欠かせない壁の撤去には、1か所あたり10万円～20万円ほどかかります。新たに壁を設置する場合も、1か所あたり同じくらいの費用がかかるでしょう。間取り変更の事例
具体的に間取りを変更した事例についてご紹介します。
2LDKから1LDKに
リビングと隣室を隔てていた壁を取り壊し、リビングを拡張。一般的な2LDKの間取りから、大型リビングのある1LDKに変更したケース。夫婦2人だけの生活のため、リビングの空間を広々と設けました。リビングにワークスペースを設置
フリーランスで仕事する夫婦が、リビングにワークスペースを設置したケースです。自宅での仕事を快適に行うため、デスクと収納棚を設置。リビングで家族の存在を感じながら、集中して仕事できるような空間に仕上がりました。
数多くの事例を見て理想の間取りを探そう
リノベーションして間取り変更を希望する場合、さまざまなリノベーション事例を見て、自分たちはどんな間取りがいいのか、自分たちの生活に適しているか考えていくことが大切です。
また同時に、リノベーションを実施するプロに、自宅の構造を確認してもらったり予算面について相談したりしていくといいでしょう。
監修者
大沼 春香（おおぬま はるか）
宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい」
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。
最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。
