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リノベーションのデメリットって?種類別にご紹介!

リノベーションにデメリットはないの?

  • リノベーションに失敗したくないなら、考えられるデメリットを事前にチェック
  • 費用が想定よりかさんだ!リノベーションを成功させるために知っておくべきことは?
  • リノベーションでできないことがある?戸建て・マンションの種類別にご紹介します
住みやすく間取りを変更したり、築年数のたった物件の内装や設備を新しくしたり、リノベーションには多くのメリットがあるもの。
その一方で、デメリットもあります。
そこでマンションと戸建てのそれぞれで、リノベーションでできないことをリストアップ。工事費用が高くなる場合など、リノベーションのマイナス部分についてご紹介します。

目次

リノベーションのデメリットとは

買い替えに比べて費用を抑えながら、自由に理想の家にアレンジできるのがリノベーション。
しかし、リノベーションにもデメリットがあります。
 

工事期間が長いため、入居までに時間がかかる

リノベーションにかかる工事期間は、リノベーションの内容や家の規模などによって異なるもの。
だいたい数カ月から長ければ半年近くかかることもあります。しかもフルリノベーションを行うなら、その工事期間は家に住むことができず、仮住まいなどで暮らすこととなります。

仮住まいに引っ越して暮らしながら、完成まで待つというのはデメリットと言えるでしょう。幼い子どもや高齢の方がいる家庭では、負担が大きくなります。また仮住まいの家賃や引っ越し代金がかかることも考えなければなりません。
 

できることとできないことがある

「リノベーションは、家のあらゆるところを工事して自由に設計できる」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは言えません。

特によく気を付けなければならないのが、建物の構造部分。リノベーションでは、壁や内装を取り払いスケルトン(骨組み)だけを残して間取りの変更などが行われることが多いですが、壁や柱など建物の構造自体に関わる部分は改修ができないのです。
そのため、理想の家を思い描いていても、実際には「実現できなかった」ということも、無いとは言い切れないのです。
 

想定よりも費用が高くなる可能性がある

リノベーションのデメリットのひとつとして考えられるのが、費用のこと。
例えばキッチンやバス、壁紙など、外からすぐに見て確認できる部分は、あらかじめその状態についてチェックできます。しかし、壁を取り壊さないと見えない部分もあります。

そのように工事を行ってみてはじめて確認できる部分について、思わぬ欠陥が見つかった場合、追加の費用がかかってしまいます。例えば、排水管の水漏れや、家を支える柱部分のヒビなど。そのような改修に予期せぬ費用がプラスされ、想定よりも高くなるケースがあります。

マンションのリノベーションでできないこと

具体的に、マンションのリノベーションでできないことについて確認しましょう。
 

建物の構造で間取り変更に制限がある

マンションのリノベーションでよく問題になるのが、建物の構造による制約です。
マンションの構造には、ラーメン構造と壁式構造の2種類があります。このうちラーメン構造は、部屋の隅などに柱や梁を設けて、それによって建物全体を支えています。

それに対して、壁式構造は柱や梁がない代わりに、壁自体が建物の構造を支えています。そのため、リノベーションでこの壁を壊すことはできないのです。
もちろん壁はそのままに、他の部分をリノベーションすることは可能ですが、間取り変更などは柔軟に対応できないことになります。
 

マンションの管理規約による制限

マンションごとに、それぞれの管理規約が存在します。そしてそのような規約には、階下への騒音予防のため床材の変更を禁止したり、電気やガスの容量が決められたりしている場合があります。
すると、「畳からフローリングに変えたい」「オール電化にしたい」などと思っても、それは実行できないことになるのです。

管理規約があることは、そのマンションがきちんと管理されている証拠なのですが、そのルールによってリノベーションの内容に制限されてしまうことがあります。
マンションの管理規約の内容を確認して、どのようなリノベーションができるか事前にチェックする必要があるでしょう。
 

共用部分は改修できない

マンションは、大きくわけて専有部分と共用部分に分けられます。専有部分は所有者が所有している部分で、部屋の内側の居住スペース部分のこと。それに対して共用部分は、マンションの各住居を所有している所有者全員で共有する部分のこと。例えばマンションの玄関や外廊下などが該当します。

マンションのリノベーションでは、このような共用部分については勝手に改修することができません。共用部分には、各住戸の玄関ドア、バルコニー、窓ガラス、外壁なども含まれ、これらも自由に変更できないのです。

戸建てのリノベーションでできないこと

次に戸建てのリノベーションでできないことについて見てみましょう。
 

法律による制限

戸建て住宅で考慮したいのが、都市計画法や建築基準法といった法律です。例えば閑静な住宅地に飲食店や工場などが建てられると困ってしまうもの。
そのため、「土地の面積いっぱいに建物を建ててはいけない」「建物の高さに制限がある」など、それぞれの地域ごとに法律が定められているのです。
リノベーションを行うときは、その法律の範囲内でできるように計画しなければなりません。
 

建物を支える壁は取り除けない

家の中で、建物を支えている壁については取り壊しができません。部屋を仕切っているだけの壁の取り壊しは問題ないのですが、一部の壁には撤去できないものが含まれています。

工事費用が想定より高くなってしまう場合

リノベーションの費用が想定していたものより高くなる原因として、次のようなケースがあります。
 

柱が腐っている

床や壁を取り壊している工事の際中で、柱の腐食・ヒビが見つかったら、その柱の補修が必要となりその分の費用が加算されてしまいます。柱などの内側の構造は、工事してはじめて見える部分のため、このようなことが生じてしまうのです。
 

シロアリやカビが見つかった

柱が腐っている場合と同様に、床をはがしたらシロアリやカビの発生が見つかる場合もあります。
そのような場合、何も対処しないと同じことが起きてしまうため、換気をよくしたり断熱素材を使うなどの対応が必要となり、その分の費用がかさみます。

デメリットを予防して、理想のリノベーションを行おう

リノベーションのデメリットについてご紹介しましたが、このようなケースがあることをあらかじめ把握しておけば、それに対処することも可能です。
信頼できるリノベーション会社を見つけて、納得のいくまで相談して、理想のリノベーションの実現を目指してはいかがですか?

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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