ポラスの物件検索サイト ポラスの物件検索サイト

ポラスの仲介

マンションは買う?借りる?分譲マンションと賃貸マンションを徹底比較

マンションで暮らすなら、購入するほうがよいのか、借り続けるほうがよいのか、悩む人は多いことでしょう。そこでこの記事では、分譲マンションと賃貸マンションを徹底的に比較します。マンション購入・入居にかかる費用、それぞれのメリット・デメリットを解説。また、マンションを買うなら新築、中古どちらがよいのか、マンション購入で後悔しないためのポイントもご紹介します。

目次

マンション購入・入居にかかる費用を知ろう

まずは、マンション購入時にかかる費用と、賃貸マンションに入居する際にかかる費用を見ていきましょう。

マンション購入にかかる費用

マンションを購入する際には、物件価格のほかに次のような諸費用がかかることを覚えておいてください。

・印紙税:売買契約書に貼る印紙代
・不動産取得税:不動産取得時に発生する地方税
・登録免許税:所有権移転登記に必要な国税
・司法書士への依頼料:登記代行の依頼料
・申込証拠金:購入申込時に不動産会社へ支払う費用
・手付金:売買契約時に売主へ支払うお金
 
これらの諸費用は、物件価格の5~8%程度かかると見積もっておきましょう。


マンション入居にかかる費用

賃貸マンションに入居する際にかかる費用には、
・敷金(家賃の1カ月分)
・礼金(家賃の2カ月分)
・不動産会社に支払う仲介手数料(家賃の1カ月分)
・引っ越し代
などがあります。

分譲マンションのメリット・デメリット

分譲マンションを購入した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。解説していきましょう。

分譲マンションのメリット

●共用施設・設備が整っている
分譲マンションには、いつでもゴミ出し可能なゴミ置き場、宅配ボックスなどの設備が整っていることがほとんどです。また、最近では、ゲストルームがあるマンションもあります。

●セキュリティがしっかりしている
マンションの多くは、オートロックとなっており、セキュリティ面で安心です。また、常駐の管理人やコンシェルジュがいる場合は、不審者侵入の抑止にもなります。さらに防犯カメラが設置されているマンションもあります。

●資産になる
分譲マンションの大きなメリットは、資産になることです。マンションが不要になれば、売却して現金化できますし、賃貸に出して家賃収入を得ることもできます。


分譲マンションのデメリット

分譲マンションはメリットがある一方、デメリットもあります。

●購入時に大金が必要となる
マンションを購入する際に、頭金を支払う場合にはある程度の大金を用意しなければなりません。頭金の相場は、物件価格の10〜20% といわれています。

●管理費・修繕費がかかる
マンションでは、管理費や修繕積立金なども支払わなければなりません。管理費と修繕積立金を合わせた月額の平均は約2万2,000円といわれているので、年間年間約26万円程度必要となります。これは、住宅ローンとは別に支払うことになり、家計に負担がかかることでしょう。

●転居しづらい
家族が増えてマンションが手狭になった、転勤しなければならない、実家に帰ることになったなどのライフステージが変化したときに、転居しづらいのが分譲マンションのデメリットです。

賃貸マンションのメリット・デメリット

それでは、賃貸マンションのメリット・デメリットはどうでしょうか。見ていきましょう。

賃貸マンションのメリット

賃貸マンションのメリットには、次のようなものが挙げられます。

●いつでも転居できる
賃貸マンションの最大のメリットは、いつでも転居できることです。たとえば、ライフステージの変化や、隣人トラブルにより引っ越したい場合には、いつでも転居できます。

●住宅ローンとは無縁
分譲マンションでは、ほとんどの場合住宅ローンを組んで支払っていくことになりますが、賃貸マンションなら、ローンを抱える必要はありません。もし、会社を辞めることになったり、病気などで大金が必要になったとしても、住宅ローンのリスクを負うことがないでしょう。
 

賃貸マンションのデメリット

賃貸マンションのデメリットは次のとおりです。

●資産にならない
賃貸マンションは自分の持ち物ではありません。当然ですが、資産にはなりません。

●高齢になったときに家賃を支払い続けるのが困難
高齢になって働いていない場合には、家賃の支払いが難しくなるケースも少なくありません。
仮に家賃が支払えなくなって引っ越しをしようにも、高齢であることが理由で家を借りるのが困難になるケースもあります。

マンションを買うなら新築?中古?

マンションを購入する場合、新築と中古のどちらがよいのでしょうか。違いやメリット・デメリットを解説していきます。

新築マンションと中古マンションの違い

新築と中古マンションの違いには、費用に関するもの、建物自体に関するものがあります。違いを理解しておくようにしましょう。
 
・物件価格
・マンション購入にかかる諸費用
・マンション購入までのプロセス
・税制上の優遇措置の違い
・マンションの耐震性
 

新築マンションのメリット・デメリット

新築マンションのメリットは、
・物件が新しく、自分が最初の所有者になれる
・住宅ローンの審査が通りやすい
・不動産会社に支払う仲介手数料がない
などがあります。
 
一方、デメリットは、
・物件の選択肢が少ない
・現物を見て決めることはできない
・資産価値が下がる可能性がある
などです。
 

中古マンションのメリット・デメリット

中古マンションのメリットには、
・資産価値の下がり方がゆるやかで維持しやすい傾向にある
・リフォームやリノベーションで理想通りの空間を作れる
・物件を見て決められる
などがあります。
 
デメリットは、
・物件が古い可能性があり、耐久性が不安
・築年数が古いほど、修繕積立金が高い
・住宅ローンの審査が通りにくい可能性がある
などです。

マンション購入で後悔している人は多い?

マンションを購入した人のなかには、後悔している人も多いようです。割合や後悔した理由をご紹介します。
 

マンション購入で後悔している人の割合

あるデータによると、マンション購入で後悔している人はなんと約7割もいることが判明しました。多くの人が後悔していることから、マンションを購入する際にはさまざまなことを確認したり、慎重になる必要があります。
 

マンション購入で後悔した理由

マンション購入で後悔した理由には、次のようなものが挙げられます。
・管理費、修繕費など金銭的な負担
・管理会社、管理組合に不満
・近隣住民、隣人とのトラブル
・周辺環境、立地
・騒音問題
・部屋・間取り選びの失敗
 

マンション購入で後悔しないためのポイント

マンション購入で後悔しないために、次のポイントを押さえておきましょう。


マンションの住民を確認しておく

多くの人がマンション購入で後悔する理由に挙げるのが、近隣住民、隣人とのトラブル。購入してしまえば、引っ越しするわけにもいかないので、どんな人が近隣に住んでいるのかをできるだけチェックしておくとよいでしょう。たとえば、管理会社の担当者や管理人に、マンションでなにか問題になっていることがないか聞いたり、不動産会社にどのような人と契約したかを確認してみてください。


維持費にも注目

マンションに住み続ける以上、維持費や管理費を支払うことになります。あらかじめどのくらいの額になるのか、確認しておきましょう。また、修繕積立金が年々高くなることもあるので注意してください。

管理体制はしっかりしているか

管理会社や管理組合の管理体制はどのようになっているのかチェックしておきましょう。たとえば、
・エントランスやゴミ置き場がきれいに整理されているか
・管理組合は機能しているか
・共有スペースの掲示板は更新されているか
などを確認してみてください。また、管理会社はどういった会社なのかも確認しておくとよいでしょう。
 

部屋の向き

意外と多いのが、部屋の向きでの後悔。南向きの部屋で日差しが入りすぎて暑い、ベランダに日がほとんど当たらないなど、住み始めてから気づくこともあります。購入前に方角を調べたり、内覧できる場合には、時間を変えて何度か部屋の様子を見て確認しましょう。

後悔しないマンション購入を

マンションは、大きな買い物です。後悔しないためにも、マンション購入のメリット・デメリットを理解し、マンションや周辺の情報収集をして、しっかりと検討することが大切です。
 

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

売却をご検討の方へ