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【事例あり】団地リノベーションの費用相場や工事期間、注意点などを徹底解説!

団地リノベーションを検討中の方は必見

  • 「団地をリノベーションしたい」という方は、この記事で費用相場をチェック
  • 費用と工期の目安を知り、団地のリノベーションを成功させましょう
 近年、築古物件の団地をリノベーションする人が増えています。しかし団地を改築・修繕する場合、どの程度の費用や期間がかかるのでしょうか?

今回の記事では、団地をリノベーションするメリットやデメリット・注意点をはじめ、具体的な費用相場と工事期間、費用を抑える方法をご紹介します。
また、団地にも応用可能なリノベーションの事例を、5つ選んでみました。

目次

そもそも団地とマンションの違いは一体何?

法律上、団地とマンションの違いに明確な定義はありません。
ただし構造や材質、規模が大きく異なります。特に構造の点において、団地は壁式構造(壁全体で建物を支える作り)であり、マンションは鉄筋コンクリートであることが多い傾向があります。

団地をリノベーションするメリットは?

ここでは、団地をリノベーションするおもなメリットをご紹介します。
 

メリット① 物件価格が安い

築30年を超える築古物件が多い団地は、中古マンションよりも安価で購入することが可能です。物件価格を抑えられる分、改築や修復に費用をかけることができます。
 

メリット② 安心な基本構造

築古物件の団地は、耐震性に優れた壁式構造となっています。旧耐震性基準であっても、その90%以上が耐震補強工事を施しているため、基本構造上安心な建物です。
 

メリット③ 住宅環境が整っている

大規模な団地の場合、公共施設や交通機関、病院や郵便局など、周辺の住宅環境が整っている点もメリットです。日常生活が不自由なく過ごせる環境といえるでしょう。

団地をリノベーションにかかる費用相場と工事期間

団地をリノベーションする場合、どの程度の費用と工期が必要なのでしょうか?
ここからは、工事内容ごとにかかる具体的な費用相場と工事期間をご紹介します。
 

水まわり(キッチン・風呂など)

・工事内容:水回り全般(キッチン・トイレ・浴室・洗面)の刷新
・費用相場:150万円~300万円
・工事期間:4日~3週間
 

間取り変更・部分的なリノベーション

・工事内容:和室から洋室に変更、リビング拡張
・費用相場:170万円~500万円
・工事期間:1ヶ月~2ヶ月
 

防音・断熱対策のリノベーション

・工事内容:防音材や断熱材の施工、内窓の設置
・費用相場:1万円~25万円
・工事期間:1日~1ヶ月
 

全面リノベーション・スケルトンリフォーム

・工事内容:物件の全面的な改築・修繕
・費用相場:600万円~1,000万円
・工事期間:1ヶ月~5ヶ月

団地のリノベーション費用を抑える方法とは?

ここからは、団地のリノベーション費用を抑える方法をご紹介します。
 

方法① 団地の施工を得意とする業者を選ぶ

施工のプロである業者でも、工事内容の得意分野が異なります。工事費用を抑える方法としては、団地の改築や修繕に慣れた業者を選ぶことです。依頼前に複数の業者を調査・比較してみるとよいでしょう。
 

方法② 工事の優先順位を明確にする

費用を抑えるため、工事の優先順位を事前に決めておきましょう。リノベーションの要望と費用を業者へ明確に伝えることで、無駄なコスト増加を防ぐことができます。
 

方法③ ローンの検討

高額な工事費用を用意するため、住宅ローンやリフォームローンを利用する方法もあります。ローンの種類や借入状況などによっては、低金利でローンを組むことも可能です。
 

方法④ 補助金・減税制度の利用

国や自治体の補助金・減税制度を利用すれば、工事費用を抑えることができます。工事内容によって対象が異なるため、リノベーション前に調べておきましょう。
 

団地リノベーションのデメリット・注意点とは?

ここからは、団地をリノベーションする際のデメリットや注意点を見ていきましょう。
 

デメリット① 間取り変更に制限がある

築古物件の団地は、構造上間取りの変更に制限がかかるかもしれません。特に壁式構造の場合、耐震性の観点から壁を撤去できない部屋もあるため、十分な注意が必要です。
 

デメリット② 共有部は工事できない

玄関扉やベランダ、外廊下などの共有部が工事できない点も、集合住宅である団地のデメリットです。リノベーション可能な箇所は、専有部と呼ばれる壁や天井などで囲まれた室内部分のみになります。
細かい話だと、躯体に穴抜き等が出来ない為、北側の部屋にエアコンが設置出来ない等、設備的な制限がある場合もあります。
 

デメリット③ エレベーターがない

エレベーターがない団地も多数存在します。そのような物件の上階であれば「費用が割増になる」「工期が伸びる」などのデメリットもあるでしょう。
 

デメリット④ 防音・断熱・インフラ対策を講じる

築30年以上の古い団地は、騒音や暑さ寒さ、水道・ガス・電気に問題を抱えている物件も少なくありません。工事前に入念な確認をおこない、防音や断熱対策、インフラ整備を講じるべきです。

団地にも応用可能!おしゃれで費用を抑えたリノベーションの事例5選

ここからは、団地のリノベーションにも応用可能な事例をご紹介します。
費用を抑えながらもおしゃれな改築・修繕を実現したお部屋を5つ厳選しました。
 

事例① 大きく間取り変更した開放的なLDK

築30年の中古マンションを購入し、約12畳のLDKと約6畳の洋室を分けていた間仕切り壁を撤去。約18畳の開放的な空間を作り出しました。まさに団地でも応用可能なリノベーションです。
 
施工箇所:リビング・ダイニング
築年数 :30年
工事費用:79万円
工事期間:不明
https://www.polus-reform.com/examplet/used/detail.php?jn=686&tp1=t&tm=4
 

事例② 低予算でも実現可能なおしゃれリノベーション

状態のよい中古物件だったため、内装のみを刷新しています。まだまだ使える設備をそのまま有効的に活用した結果、工事費用を50万円に抑えることができました。
 
施工箇所:床・壁・建具
築年数 :不明
工事費用:50万円
工事期間:不明
https://www.polus-reform.com/examplet/used/detail.php?jn=449&tp1=t&tm=4
 

事例③ スタイリッシュな現代風の和室作り

8畳間の和室を6畳間に間取り変更し、縁なしの畳や鮮やかな模様の天井クロス、障子調のインナーサッシなどを配置。おしゃれな現代風の演出は、築古物件に多い団地の和室にも応用できるテクニックです。
 
施工箇所:和室
築年数 :15年
工事費用:78万円
工事期間:不明
https://www.polus-reform.com/examplet/design/detail.php?jn=652&tp1=t&tm=2&p=1
 

事例④ 美しさと住み心地が両立するリノベーション

既存LDKに隣接する洋室の壁や扉を撤去し、約18帖の大空間を実現。また、調理中でもリビングダイニングへ目が届くように、キッチンの配置にも気を配った点がポイントになります。
 
施工箇所:室内全面
築年数 :30年
工事費用:560万円
工事期間:不明
https://www.polus-reform.com/examplet/used/detail.php?jn=757&tp1=t&tm=4
 

事例⑤ 築36年のマンションを全面改装した理想的な空間

アンティーク調の空間作りを目指し、築36年のマンションを全面改装・修繕しています。工事のポイントは、こだわりのある素材を巧みに使い分けたLDK・寝室・洗面空間の絶妙な演出です。
 
施工箇所:室内全面
築年数 :36年
工事費用:640万円
工事期間:不明
https://www.polus-reform.com/examplet/used/detail.php?jn=577&tp1=t&tm=4

団地のリノベーションは予算と工事内容のバランスが成功の秘訣

築古物件の多い団地は、建物を改築・修繕するリノベーションに最適です。物件価格の安さ、安心の基本構造、整備された住宅環境が団地をリノベーションするメリットといえるでしょう。

しかし間取り変更に制限がかかりやすい、共有部の工事がNGなどのデメリットもあることから、施工には十分な注意が必要となります。

そのためにも、予算と工事内容のバランスを念頭に置き、工事の優先順位をしっかりと決め、信頼できる施工業者を選ぶことが、リノベーションを成功させる秘訣になります。

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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