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中古マンション購入時には管理費・修繕積立金に注意しよう

中古マンション購入時には物件価格ばかりに目が行ってしまうものですが、管理費・修繕積立金もしっかりと確認することが大切です。管理費・修繕積立金は毎月支払わなくてはいけず、トータルで考えるとかなりの金額になるため、中古マンション選びのポイントとも言える部分です。

目次

管理費・修繕積立金とは

管理費と修繕積立金を混同してしまう方は意外に多いのですが、それぞれ利用目的は異なりますので、違いをきちんと理解しておきましょう。

管理費はエレベーターのメンテナンスやエントランスの清掃といった共用部分の管理に利用される一方、修繕積立金は外壁塗装や給排水管の修理など、建物を維持するために利用されます。

管理費と修繕積立金はマンションの規模や築年月によって金額が左右されますが、国土交通省が発表した「マンション総合調査(平成25年度版)」では、2013年(平成25年) における平均管理費は1万661円/月、平均修繕積立金額は1万783円/月となっています。

上記は新築・中古、両方のマンションを対象にした調査のため、中古マンションだけで見ると管理費、修繕積立金の平均額はこれよりも高い金額になることが予想できます。中古マンションは新築よりも建物が古く修繕箇所が多くなるため、管理費や修繕積立金は新築マンションよりも高額になる傾向にあるのです。

管理費・修繕積立金の値上がりに注意

管理費・修繕積立金で気を付けたいのが、「将来的に値上がりする可能性がある」ということです。 国土交通省が発表した同調査のなかでは1999年の修繕積立金の平均額は7,378円/月であると記されており、2013年の平均額1万783円/月と比べると、15年ほどで4割以上も値上がり していることが分かります。

修繕積立金は建物の劣化に伴い修繕箇所が増えて値上がりしていきます。 一方、管理費は管理会社が変わることで値上がりする可能性あることを覚えておきましょう。

まとめ

中古マンションを購入したら、住宅ローンの返済にプラスして管理費と修繕積立金を毎月支払う必要があります。先ほどご説明した通り管理費と修繕積立金は値上がりする可能性もあり、それぞれの費用を合わせて1ヶ月に2万円以上、場合によって3万円 かかることも覚悟しておきましょう。

中古マンションを購入するにあたってほとんどの方が住宅ローンを組みますが、この時に管理費・修繕積立金を含んだ返済計画を立てることが大切です。

監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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