リノベーション物件の見分け方!ポイントと注意点を解説
- 中古物件をリノベーションして理想の住まいを手に入れよう
- 戸建て、マンションそれぞれのリノベーション向け中古物件の見分け方をチェック
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しかし、中古物件すべてがリノベーションに向いているわけではありません。
そこで今回はリノベーション向き中古物件の見分け方と注意点を、戸建てとマンションでそれぞれ詳しく解説していきます。
中古物件をリノベーションする魅力
新築注文住宅には手が届かなくても、中古物件をリノベーションすれば自分好みの住まいがリーズナブルに実現します。中古物件のリノベーションには下記のような魅力があります。
購入費用を抑えられる
なんといっても最大のメリットは、物件の購入費用が安く抑えられることです。新築物件よりはるかにリーズナブルなため、浮いた費用をリノベーションや家具の購入に充てることができます。立地やエリアをあきらめない
住みたいエリアは決めているけれど、相場が高く予算が届かない…と悩む方も多いのでは。このような場合も中古物件であれば予算内で購入できる可能性があり、新築物件よりもコストを抑えられます。理想のライフスタイルの実現
家族やペット、また趣味などのライフスタイルに合わせて間取りを大きく変更したり、収納を多く設けるなど、既存の住宅では満足できない部分をリノベーションすることで理想の住まいが実現します。リノベーション向き物件の特徴
市場にはたくさんの中古物件がありますが、リノベーションに向いた物件というものがあります。そこで、戸建てとマンションそれぞれのリノベーションに向く物件の特徴を見ていきましょう。
戸建ての特徴
築年数が重要なポイントとなります。耐震基準を満たしていない、あまりに古い物件は自然災害で倒壊するおそれがあります。2000年以降に建てられた住宅であれば最新の耐震基準を満たしているので安心です。 また、「完了検査済証」が残されているか確認しましょう。違反建築で検査を通っていない物件の場合、銀行から融資を受けることができないため、中古物件を選ぶ際には、必ずこの検査証の有無を確認することを忘れずにしましょう。
マンションの特徴
1981年6月1日以降に建築確認を受けたマンションは新耐震基準です。それ以前のものは旧耐震基準となります。旧耐震物件が全て地震に弱いわけではありませんが、安全のため確認しておきたいポイントです。また、マンションの構造として柱と梁で建物を支えている「ラーメン構造」がリノベーションに向いています。柱や梁が太く頑丈なため、壁の位置を自由に動かせるというメリットがあります。
リノベーション向き物件を見分けるポイント
中古物件購入の際には「リノベーションに向いている物件か」を見分けることが重要です。
また戸建てとマンションではリノベーションに向いている条件に違いがあるため、それぞれの見分けるポイントを解説していきます。
リノベーション向きの戸建てとは
マンションに比べ、制約を気にせず自由にリノベーションできるのが戸建ての魅力。とはいえすべての物件がリノベーションできるとは限りません。下記のポイントをよくチェックして下さい。築年数
1981年6月1日以降に建築確認が行われた物件は最新の耐震基準を満たしているため、目安として築40年未満の物件を選ぶと良いでしょう。 あまりに古い建物は自然災害によるリスクがあり、基礎工事や耐震工事などに余計な費用がかかってしまうことがあります。完了検査証があるか
建築工事の完了後、建築基準法に適合しているかを、行政または建築を請負ったハウスメーカーが工事完了検査を行ないます。問題がなければ「完了検査証」が交付されます。 この完了検査証はリノベーションのためのローンを組む際に必要です。しかし、古い物件や違反建築にあたるものには交付されていないものがあります。必ず「完了検査証」がある物件を選びましょう。リノベーション向きのマンションとは
マンションは戸建てに比べると自由度は下がりますが、下記のポイントを注意すれば十分リノベーションは可能です。管理規約をチェック
マンションには所有者の権利や利益を守るため「管理規約」というルールがあります。リノベーションについての規約も設定されています。 そもそもリノベーションを禁止しているマンションもあるため、希望する工事ができるか確認するためにも、購入前にはあらかじめ管理規約に目を通す事をおすすめします。構造をチェック
リノベーションに向いた構造である「ラーメン構造」のマンションを選びましょう。柱や梁が太く頑丈で、大きな間取り変更が可能となり、耐震性も確保する構造です。 一方「壁式構造」は耐震壁で建物を支えており、壁を撤去することができないためリノベーションには不向きと言えます。購入時、どのような構造であるのか不動産会社に確認をしておきましょう。配管経路のチェック
水回りの移動には配管経路も重要です。構造躯体を壊さずに変更可能な「床スラブ上配管」が向いています。 一方「床スラブ貫通」では水回りの移動がほとんどできません。下階の天井裏を解体するなど大掛かりな工事となることもあるためおすすめできません。居住中かチェック
リノベーション前提で購入するので、居住中の物件であっても困ることはありません。また、居住中であれば価格交渉がしやすいというメリットもあります。 リフォーム済みで価格が上乗せされた物件よりもお得に購入でき、その分の費用をリノベーションに充てられます。リノベーション物件探しの注意点
リノベーション物件を探す際に、どのような点に注意すれば良よいのか、ポイントをまとめてみました。
築15年~20年の物件の場合
目安として築15年〜20年の物件がリノベーション向きと言われています。築浅の物件は新築とあまり価格が変わらず、リノベーションで手を加えるとかえって費用がかさむ場合があります。間取り変更が難しいことも
物件によっては配管スペース、柱、壁など構造上外すことができないものもあり、また、大掛かりな工事が必要となる場合も。 このようなことを避けるために、なるべくイメージに近い間取りの物件を探しましょう。余計な費用を抑えて理想のリノベーションへの近道となります。専門家に相談
リノベーションに向く物件なのかどうか、なかなか個人では判断しかねる部分がたくさんあると思います。そこでリノベーションを得意とするプロに相談をしてみましょう。 豊富な事例を見ながら、物件探し、工事やローンのことなど総合的にアドバイスをしてもらえます。リノベーションで理想の住まいを手に入れよう
今回は、中古物件をリノベーションすることの魅力と物件の見分け方、注意点をまとめて解説していきました。
しかし、なかなか自分と家族の理想がまとまらない。そもそもどのようにリノベーションしていけば良いか分からない…。
そのような方に向け、ポラスでは創業から約50年コツコツと積み上げてきた「戸建分譲住宅」のノウハウを活かした「Re:f レフシリーズ」という新しいリノベーション住宅をご提案しています。
自然素材を取り入れるなどポラス独自の空間設計で、暮らすひとの目線で住まいを仕立てるリノベーション。見た目の美しさだけではなく、安心と快適も備えた住まいです。ぜひお気軽にご相談ください。
監修者
大沼 春香(おおぬま はるか)
宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい」
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。
最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。