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戸建てを選んで後悔したことは?理由や対処法を紹介!

家を購入するにあたり、まず決定しなければならないポイントの一つが「戸建てにするかマンションにするか」という点ではないでしょうか。戸建てもマンションも一長一短ですが、中には自分の生活スタイルや価値観に合わない住宅を購入して後悔してしまうことも。
そこで、今回の記事は戸建てを購入したケースにスポットを当て、購入者が後悔した点、よかったと感じた点と対策を紹介していきます。

目次

戸建てを購入して後悔した理由

まずは、戸建てを購入して後悔したケースを紹介していきます。購入してから「こんなはずじゃなかったのに!」という事態に陥らないよう、事前に戸建て特有のデメリットを整理しておきましょう。



ゴミ出しルールが厳しい

集合住宅の場合と比較して、戸建てに住むとゴミ出しでストレスを感じる方が多いようです。集合住宅の場合は、24時間ゴミ出しのできる共同のゴミ捨て場が設置されていることも多いです。このタイプのゴミ捨て場は、夕方や深夜など、自分の生活スタイルにあった時間にゴミを出せるのが特徴です。

一方、戸建ての場合はほとんどのケースで地域のゴミ捨て場を使うことになります。ゴミ出しの時間が限定されるため、早起きが苦手な方や、仕事の出勤時間と合わない方はゴミを出しそびれてしまうかもしれません。

また、地域によっては監視員によるチェックが行われていることもあります。人の目も感じながらゴミ出しをすることになるので、人によってはストレスの原因となることも。ゴミ出しの利便性は集合住宅には劣るため、使いづらさを感じて後悔する方もいます。


建物のメンテナンスが必要

戸建ては分譲マンションのように、定期的な修繕積立金が発生しない代わりに、メンテナンスは全て自己責任で行います。修繕のたびにまとまった金額が出ていくため「思っていたよりお金がかかる…」と後悔する方もいるようです。

マンションの場合、積立金を支払っておけば、共用部の修繕は管理組合主導で行われます。しかし、戸建ての場合は修繕の計画から業者の選定、立ち合いまですべて自分でこなさなければなりません。

購入した戸建てのメンテナンス費用はつい忘れがちです。修繕積立金が発生しないからといって、メンテナンス費用がかからないわけではないので注意が必要です。



土地の境界をめぐり隣とトラブルに

戸建てを購入するケースでは、建物と一緒に土地も所有することが多いです。そのため、マンションでは発生しない「土地が原因のトラブル」が発生することもあります。代表的なのが、隣地との境界をめぐって隣の土地の持ち主と険悪になってしまうことです。

たとえば、隣人が家の工事をしたときに、工事業者が境界を示す境界標や境界杭を撤去してしまうことがあります。目印を失うと、土地の境界がどこか分からなくなります。意図せず隣地の一部にはみ出してしまう場合や、逆に隣の家の一部が自分の土地を占拠してしまうことがあるのです。

マンションでは起こり得ないトラブルのため、土地のトラブルを経験して「揉めるくらいならマンションにしておけばよかった」と思う人もいます。  



防犯面に不安がある

戸建ては、建物が独立している構造上、マンションと比べると防犯面にやや不安があります。同じ建物内に隣人が住んでいませんし、管理人が常駐しているわけでもないからです。マンションであれば、事件に巻き込まれた場合は隣人や上下の階の住人が様子を見に来てくれることもありますが、戸建てだと気付いてもらえない可能性があります。
このようにマンションと比較するとどうしても防犯面に不安が出るため、防犯対策が十分かはしっかりと確認しましょう。

戸建てを購入してよかった点

戸建てのデメリットを知らずに購入してしまい後悔する方がいる一方で、戸建てならではのメリットを享受し、満足度の高い暮らしを送っている方もいます。戸建てを購入してよかったと考えている方は、どのような点を評価しているのでしょうか。



騒音でご近所トラブルになりにくい

壁を挟んで隣の部屋と繋がっているマンションとは違い、戸建ては隣とある程度の距離があります。そのため騒音トラブルが発生しにくい点が人気です。大音量での映画鑑賞や楽器の演奏なども、常識の範囲であればとがめられることは少ないでしょう。

また、隣や上の階の住民の生活音がストレスになることも少ないです。近隣に気兼ねすることなく生活できるのは嬉しいポイントといえます。


間取りや内装を自由に決定できる

間取りや内装を自分好みに変更できるのも、戸建ての長所です。分譲マンションでもある程度のリノベーションは可能ですが、管理規約で工事の範囲が限定されることがあります。ご近所と壁続きであることから、工事の騒音でトラブルに発展する可能性も無視できません。

一方、戸建ては建物すべてが自分の所有物です。法令に違反しなければ、間取りや内装の工事はすべて好きなように行えます。また、注文住宅を購入するのであれば、最初から自分の好きな間取りや内装を指定して家を建ててもらうことも可能です。自分だけの家を実現できるという点は、戸建てならではのメリットといえます。
 

庭で家庭菜園やガーデニングができる

庭で植物を育てたい方は、マンションより戸建てを評価する傾向にあります。庭付きの分譲マンションは少なく、家庭菜園やガーデニングをめいっぱい楽しむのは難しいからです。庭付きの戸建てなら、畑や花壇を作るのも自由自在です。DIYで庭をデザインする楽しみもあります。

以上のような事情から、庭が欲しいという希望があるなら、庭付きの戸建てのほうが満足度は高くなります。
 

土地が資産になる

土地が資産になるのも戸建てならではの強みです。分譲マンションの場合、物件の価値は建物に依存します。老朽化が進み資産価値が落ちてくると、売却する際もいい値段がつかないかもしれません。

戸建ての場合も、建物の老朽化によるリスクは同様ですが、土地付きの建物であれば土地の売却や活用に活路が見いだせます。古くなった建物を取り壊して住宅用地として売却する、資材置き場や駐車場として運用するなど、分譲マンションより多くの使い道があるのです。

このように、戸建てであれば土地自体に資産価値があり、有利に活用できる可能性があります。

戸建てを購入して後悔した時の対処法

では、万が一戸建てのデメリットを知らずに購入してしまい、住み続けることにストレスを感じている場合はどうすればよいのでしょうか。引っ越しを前提とするのであれば「売却する」「賃貸物件にする」という二つの方法があります。
 

売却する

戸建てを購入したけれど、住み心地が悪く、やはりマンションのほうがよいという場合、売却して住み替えるのも一つの方法です。売却を検討する際は、現在借り入れている住宅ローンの残債を、家の売却代金で完済できるかを考えてみましょう。

というのも、住宅ローンを完済できない状態での家の売却は、ローンを貸し付けている金融機関が同意しないからです。ローンの借り入れ中は、抵当権者である金融機関の同意なく家を売ることはできません。

どのくらいの値段で売却できるか分からない場合は、一度不動産会社の査定を受けてみましょう。無料で利用でき、売却の見込み価格を手軽に知ることができます。

ただし、住み替え理由によっては売却したくても出来ない場合も発生しますのでご注意ください。

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賃貸物件にする

売却のほかに、賃貸用の物件にして人に貸す方法もあります。うまく入居者が見つかれば、住宅ローンと固定資産税を賃料でまかなえるかもしれません。賃貸物件として活用する場合、家が建っているエリアに戸建ての需要があるかと、賃料相場をチェックしてみましょう。戸建てより集合住宅の需要が高いエリアだと、思うように収益が出ないかもしれません。

なお、賃貸物件として利用している間も、定期的な修繕は必要です。老朽化が進むと賃貸住宅としての需要が低下することもあるので注意してください。

事前の失敗例を参考に家を選ぶ

戸建てか集合住宅かを決定するには、どちらのほうが自分の生活スタイルに合っているのかを考える必要があります。過去の失敗例を参考に、戸建てのデメリットやストレスを感じやすいポイントを整理し、クリアできそうなら本格的に検討してみてください。

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監修者

コラム監修者 大沼
大沼 春香(おおぬま はるか)

宅地建物取引士
埼玉県・千葉県・東京都一部に拠点を置く
不動産売買仲介会社に15年以上従事。
自身も不動産購入を経験し「初心者にもわかりやすい
実態に基づいたパンフレット・資料に定評がある。

最近はWEBや自社セミナーなどでの情報発信も行っている。

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